東京湾集水域と三浦半島の自然と人をつなぐ博物館

 

 公益社団法人 観音崎自然博物館は、1953年6月創立以降、神奈川県横須賀市の県立観音崎公園の中にあり、照葉樹の豊かな森と東京湾唯一の岩礁海岸に囲まれ、多様性に富んだ森と海の自然を有しています。当館では、観音崎から、東京湾集水域、三浦半島の自然を紹介し、人と自然をつなぐかけはしとなる博物館を目指しています。

 

 当館では東京湾に流入する河川の源流部から黒潮の流入する東京湾口までの森と川と海の自然を、ひとまとまりの自然として「東京湾集水域」と位置づけ、東京湾集水域に焦点を当てた展示に力を入れています。また、観音崎が三浦半島の最東部に位置することから、「三浦半島」にも焦点を当てています。

 

 館内の展示物は東京湾集水域および三浦半島の“リアルな自然と生態”をテーマとして、観音崎にある海藻季節の花々・草本・木本・磯の生物・昆虫・両生類・爬虫類などを展示しています。観覧者は、生物やその行動を見るだけでなく、香りを嗅いだり、触ったりと人間の感覚を全て使って“リアルな自然と生態”を体感できます。特にテラスのタッチプールでは生きたタコやウニ、ヒトデ、ナマコ、カニ、魚などに触ることができます。さらに、トウキョウサンショウウオや淡水魚で生きた二枚貝に卵を産むタナゴ類の仲間で国指定の天然記念物であるミヤコタナゴなど絶滅寸前の生物も見ることができます。

 

 春から夏にかけては,観音崎の豊かな海の生物を水中メガネで観察する「磯の生物観察会」などを行っています。夏の夜には幻想的な発光生物ウミホタルやクワガタ・カブトムシの観察会も行っています。

 

 また、観音崎に残っていた希少海岸植物を増殖し、博物館の庭への植栽事業や三浦半島における水生昆虫、両生類等、淡水域に生息する水生生物の調査もおこなっています。

 

 ぜひ、“リアルな自然と生態”を体感しに来て下さい。皆様のご来館を職員一同心よりお待ち致しております。

 

 

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