2024年度 体験学習のご案内
~神奈川で体験学習・自然体験をするなら観音崎~
【体験学習について】
当館は昭和28年に開館以来、神奈川県の三浦半島に位置する観音崎の豊かな自然を利用した「自然体験学習」を開催しています。
本事業は、小学校、中学校、高等学校、大学、町内会、市民団体、NPO等の団体を対象にした自然観察・自然体験活動・研修プログラムです。個人やご家族で体験を希望される方はコチラ
お申し込み
お申込み、ご相談、下見についてはお電話でどうぞ。
Tel:046-841-1533
※注意※
ご相談、下見にいらっしゃる場合は
必ず事前にお電話で日程のご確認をお願いいたします。
【体験学習のプログラム】
当館のすぐそばにある磯の水深は大潮・中潮の時に子どもの膝くらいまでになるので、浅いところで観察します。水温が暖かくなる7〜9月は水着で水中マスクをつけて観察することもできます。腰くらいの深さで行うので泳げない人でも参加することができます。指導は当館学芸員と、指導補助員として当館所属の海洋ボランティア、東京海洋大学・水産生物研究会、東海大学・水棲生物研究会等が行っています。指導員は安全面に十分注意しています。
学習ではまず磯で生物を観察し、その後、観察した生物の生活史や行動、好む生息環境について解説します。さらに宿泊をともなう学習では、
1)ウニの人工受精やその後の発生過程の観察(屋内)
2)ウミホタル観察・発光実験(夜間の屋外)
3)三浦半島の稜線や観音崎の照葉樹林の森を散策する
などのプログラムから選択することができます。
↑体験学習の様子の動画です。
実施可能期日:(4~10月上旬の大潮・中潮で実施可能)
※ウミホタルは8月~9月に限られます。
集合場所:観音崎自然博物館(神奈川県横須賀市鴨居4-1120)
定員:30~200名(少人数の場合でも実施は可能です。ご相談ください。)
対象:小・中・高等学校・大学・一般の団体等
※磯の観察や森の散策などは上記以外の時期に実施することも可能です。気軽にご相談ください。
体験学習の内容及びスケジュールの例
10:00 研修室で学習内容と学習時の注意事項の説明の後、海での体験学習
12:00 昼食
13:00 午後の部(館内見学、海藻標本づくり)
14:00 帰途出発
*内容、時間などについてはご相談ください
*雨天時の対応
観音崎大橋の下は全天候型なので、雨天時でも磯の生物の観察は可能です。
持ち物:体操着(ショ-トパンツ必需)または水着、水中マスクかゴ-グル、濡れてもよい運動靴(サンダルはダメ)、昼食、筆記用具
体験学習の観察でよく見られる生き物
植物:
「種子植物」アマモ
「緑藻」アナアオサ
「褐藻」シワヤハズ・アラメ・オオバモク・タマハハキモク
「紅藻」ハリガネ・マクサ・スギノリ・ツノマタ・カニノテ
動物:
「海綿動物」クロイソカイメン・ダイダイイソカイメン等
「刺胞動物」タテジマイソギンチャク・ヨロイイソギンチャク・ミドリイソギンチャク・ミズクラゲ
「軟体動物」ヒザラガイ・ウノアシガイ・ヨメガガサ・イボニシ・ヒメクボガイ・レイシガイ・オオヘビガイ・マガキ・アサリ・アメフラシ・クロシタナシウミウシ・マダラウミウシ・アオウミウシ・コモンウミウシ・サガミミノウミウシ等
「環形動物」ケヤリムシ
「節足動物」イワフジツボ・クロフジツボ・フナムシ・スジエビモドキ・イソスジエビ・アシナガモエビ・ホンヤドカリ・ケアシホンヤドカリ・オウギガニ・ヨツハモガニ・イワガニ・イソガニ・ヒライソガニ等
「棘皮動物」ヤツデヒトデ・イトマキヒトデ・クモヒトデ・バフンウニ・ムラサキウニ・マナマコ等
「原索動物」マンジュウボヤ等
「脊椎動物(魚類)」ハオコゼ・アゴハゼ・ドロメ・キヌバリ・ヘビギンポ・ダイナンギンポ・トビイトギンポ・メバル・イダテンカジカ・アナハゼ・アサヒアナハゼ・クジメ等
その他
地層観察、海藻標本づくり、池の生き物調べ、漁業、マイクロプラスチック(参考動画)、SDGsに関するレクチャー等もできます。